まあ相談できる人間がいなかったんだろうことは想像に難くないね
むしろ9分9厘相談される側の人間だったんだろう
そういう内からも外からも頼られることしかなかった家庭としての体面とか体裁とか
うわなんか創造したらすげえ嫌な気分になってきた
この件を俯瞰していてつくづく感じたことは自分がどれだけ完璧な生涯を送っても
関わる人間、特に家族はどこまでいっても自分の選択やそれまでのセオリーとは
違う次元の存在なんだということ
この爺様は自分と嫁さんまではほぼシナリオどおり、いやそれ以上の結果を叩き出して
子供が生まれた直後までは自己実現の絶頂にいたはずなんだ。自分は神をも超えたと。
それが子供の成長につれ少しずつ疑問が生まれ、やがて焦りに変わり、
真綿で首を絞めるように少しずつ地獄へ堕ちていく
いや、人間どういう生き方が幸せかなんてほんとわからない