米軍では年間1万人の男性兵士が「性暴力」の犠牲になっている | 標的は新兵、訓練としごきを口実に──被害者4人の告白(前) #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/10/13(日) 15:51:47.95 ID:Yi9p2Dtc

 米軍では男性兵士に対する性的暴行事件が長年、公然の秘密にされてきた。自分の身に起きたことを誰にも打ち明けられずにすべてを失った被害者は、事件から数十年たってもそのトラウマから立ち直れない。長年の沈黙を破り真実を語りはじめた4人の被害者の心の内を米紙「ニューヨーク・タイムズ」が取材した。

年間1万人の男性兵士が被害に

米軍における男性兵士への性暴力の問題は広く知られてはいるが、理解されているとは言いがたい。米国防総省や政治家たちは、女性兵士の問題には注意を払ってきたが、その一方で男性兵士の被害者が毎年増加している。

(中略)

国防総省の統計によれば、米軍では年間平均およそ1万人の男性兵士が性暴力を受けている。被害者は、若くて階級の低い兵士が圧倒的に多い。彼らの多くは被害を受けた後に軍隊から放逐され、一般市民に戻った後に生活の基盤を見つけるのに苦労する。

何十年にも渡り、性暴力の事実は「沈黙」によって隠されてきた。屈辱的だと被害者自身が口を閉ざす場合が多く、上官や関係当局も真相の究明に積極的ではない。また、被害者の家族も身内の恥だとその事実を葬り去る。

女性が軍役中に性暴力の被害にあう比率は、男性の約7倍とはるかに高い。だが国防総省によれば、最下級の兵卒では男性被害者と女性被害者の数はほぼ同数だという。さらに、女性が軍務に参加する前は、性暴力の被害者の大部分は男性だったという報告もある。

過去に性暴力の被害を受けた何万人もの退役軍人にとって、問題が徐々に注目されるようになったいまの状況は何の慰めにもならない。彼らはすでに傷ついているからだ。この不幸な事件は何十年も前のことだと、誰もが、そして被害者自身もそう思っているのだ。

嫌悪感と苦しみの重圧に長年屈服してきた、4人の元兵士の物語を紹介する。【 後編へ続く】
https://courrier.jp/news/archives/177489/

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