au・SB「Huawei P30 lite発売するわ」→NTT「客に迷惑。おかしな取り組み」 ID:GmPvvslt

au、ソフトバンクがファーウェイの最新スマホ「Huawei P30 lite」の発売を相次いで告知する中、国内トップの通信事業者・NTT社長が吠えました。詳細は以下から。

共同通信社の報道によると、NTTの澤田純社長は本日行われた決算記者会見でKDDIやソフトバンクが「Huawei P30 lite」を発売することについて、「顧客に迷惑を掛ける可能性が高い。同業者としておかしな取り組みではないか」と批判したそうです。

これは米中対立のあおりで「今後発売されるHuaweiの新型スマホでGoogleの一部サービスが使えなくなる可能性がある」という観測を受けたもの。

澤田社長は現在の米中関係に触れ、「禁輸措置が緩和される可能性は低い」という見方を示しています。

なお、NTT傘下のNTTドコモはHuawei最新スマホの中でもフラッグシップモデルにあたる「Huawei P30 Pro」の発売を停止中。実質的に同社の独占販売となっているため、売る気がないのであれば独占を取り消せばいいのに……という声も聞こえてきそうです。

ちなみに民営化したとはいえ、NTT株の1/3は政府や地方公共団体のもの。携帯電話事業が許認可制であることもあって、NTTはKDDIやソフトバンク以上に日本政府の意向をくむ必要があるわけです。
https://buzzap.net/images/2019/08/06/ntt-huawei-kddi-softabank/01.png

「客に迷惑」「おかしな取り組み」ファーウェイスマホ発売のKDDI、ソフトバンクをNTT社長が批判 | BUZZAP！（バザップ！）
https://buzzap.jp/news/20190806-ntt-huawei-kddi-softabank/

>>2 HongMengの記事も貼っとくわ

ファーウェイ独自OS「HongMeng」搭載スマホ、今年後半に発売のうわさ - Engadget 日本版
https://japanese.engadget.com/2019/08/05/os-hongmeng/

ファーウェイが自社開発している独自OS「HongMeng」が現在テスト中で、8月9日の開発者会議にて正式発表。そして同OSを搭載した初のスマートフォンが第4四半期中（今年後半）に発売されるとの噂が報じられています。
ウワサの発信元は、中国メディアのGlobal Times。記事によると、現在ファーウェイはHongMeng搭載スマートフォンのテストに注力しているとのこと。本デバイスは中・低価格帯をターゲットにして約2000元(約3万円）となり、ソフトウェア開発者とユーザーをエコシステムに参加させることを意図していると伝えられています。

初のHongMeng搭載デバイスはサブブランドHonorのスマートTVになると報じられていましたが、発売日は8月10日に決定。まずOSを発表してから、実際の製品が登場する流れのようです。

さらに情報筋によると、HongMengにつき実施されているテストの1つは、Androidアプリケーションとの互換性。それに加えて本OSには独自の暗号化機能が搭載され、本家Android OSよりもユーザーの個人データやプライバシーが強固に保護されるとも語られています。

そんなHongMeng搭載スマートフォンは、年末に最大数百万台が用意され、おそらくハイエンドのMate 30シリーズと同時期に登場。ファーウェイは中・低価格帯にすることで市場を成長させ、ユーザーに経済的な負担を掛けずに迅速かつ手軽に（OSをGoogleに依存せず、独自開発とすることで）デバイスが提供できるとのアナリスト予測も伝えられています。

もともとHongMengは、米国による事実上の禁輸措置を受け、ファーウェイがAndroidの代替OSとしてスマートフォン向けに開発していると噂されていたもの。米トランプ大統領が禁輸措置の緩和を発表した後はスマートフォン向けのトーンは薄れ、IoTや自動運転システムなど様々な用途が仄めかされていました。

しかしトランプ大統領の発言後も、実際にはエンティティーリスト（米政府の許可なく米国企業が取引を禁じられたブラックリスト）からファーウェイの名前は取り除かれず、開発に1年かけたGoogleと同社のスマートスピーカーも発売が見送られています。今後の新製品でGoogleのAndroidサポートが受けられるかどうか不透明ななか、HongMengも再びスマートフォン向けに軌道修正されたのかもしれません。