城山ダム緊急放流 遅れる見込み｜NHK 首都圏のニュース
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20191012/1000037919.html
台風１９号の接近に伴い神奈川県は、相模原市にある城山ダムの水位の上昇に備え、１２日午後５時から緊急放流を始める見込みだとしていましたが、放流の時間が予定より遅くなる見込みだと発表しました。
ダムに流入する雨の量が想定より下回っているためだとしていて、現時点で緊急放流の具体的な時間は決まっていませんが、放流の１時間前には周知するとしています。
相模原市緑区にある城山ダムは、総貯水量が６２３０万トン。
上水道用水と工業用水の供給、発電、洪水調節機能の強化を目的に神奈川県や横浜市などが建設し、昭和４０年に完成しました。
これまでに緊急放流が行われたことはありません。
城山ダムからの水は相模川に流れ込んでいて、流域の自治体は、相模原市、平塚市、茅ヶ崎市、厚木市、海老名市、座間市、寒川町、愛川町の８つの市と町です。
台風１９号の接近に伴い神奈川県は、相模原市にある城山ダムの水位の上昇に備え、緊急放流を始める見込みだと発表しました。
神奈川県は、住んでいる市町村の洪水ハザードマップを確認し、浸水が想定されている区域に入っている場合は、マップに記載されている避難所や高い場所に避難してほしいと呼びかけています。
このほか、「相模川水系相模川」で最大規模の大雨が降って河川があふれた場合に備えて、浸水が広がる範囲を示した「洪水浸水想定区域図」を国土交通省京浜河川事務所や神奈川県が作成してホームページなどに載せています。
ただ、緊急放流についての想定されているものではないため、洪水浸水想定区域に指定されていない場所でも、浸水が発生したり想定される水深より深くなったりするおそれがあるということです。