布施祐仁@yujinfuse
安倍首相はトランプ大統領に、米軍の日本駐留は日本防衛が主目的ではなく、日本を拠点にして米軍を迅速にアジア・中東などに展開させるためのものであり、アメリカが一方的に日本を守っているというのは事実ではないと毅然と主張すべきだ。(続)
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(以下本文のみ)
トランプ大統領は、日本が攻められたら米兵は命をかけて戦うと強調しているが、自衛隊員は2015年の安保法制の下で、アメリカが攻められてもいないのにアメリカが国外で行う軍事行動で命をかけさせられる可能性がある。これこそ「片務的」だ。(続)
問題は、トランプ大統領が「アメリカが日本を一方的に守るのは不平等だ」と脅せば、日本政府が貿易交渉で譲歩したり、アメリカからもっと兵器を購入するだろうと考えている節があることだ。トランプ大統領がこう考える原因の一端は日本政府がつくっている。(続)
なぜなら、日本政府はこれまで国民に「在日米軍基地は日本を守るためにある」とばかり説明してきたからだ。もし、在日米基地は米軍の戦力を迅速かつ低コストでアジアや中東に投射させるためにあるという事実をちゃんと国民に説明していたら、今回も国民からもっと反発の声が上がったに違いない(続)
逆に言えば、こう吹っかけても日本国民からそれほど大きな反発が出ないだろう、日米安保体制が危うくなることもないだろう、と踏んでいるから言えることでもある。その意味では、日本政府が日米安保の正確な姿をきちんと国民に説明してこなかったツケがきていると言える。