国家権力の闇に立ち向かう新聞記者を描いた映画「新聞記者」、6月28日公開! ID:IbtH2pvz

45番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/07/19(金) 11:31:19.77 ID:IbtH2pvz

平日のミニシアターが満席「新聞記者」は声なき声を拾った

 この混み具合は何だ。都内のミニシアターを訪れると、平日の午後にもかかわらず満席で、夕方近くの回にやっと入ることができた。
作品は話題の「新聞記者」だ。年配者が多いが、ひとりで来ている若い女性もいる。館数が限られているなかで、全国興収は4億円突破が近い。大したものだ。

続く

46番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/07/19(金) 11:31:59.03 ID:IbtH2pvz

 映画は、望月衣塑子氏の「新聞記者」を原案にしている。特区に設置が予定された医療系大学をめぐる謀略、官邸寄りのジャーナリストによるレイプ疑惑など、現実の事象を彷彿とさせる話を盛り込む。主人公は、所属する組織の横暴に疑問を持ち始める内閣情報調査室の青年(松坂桃李)と、さきの謀略を暴こうとする女性新聞記者(シム・ウンギョン)だ。

 堂々たるヒットの背景には、現政権に対して、少なからぬ人びとが抱いているモヤモヤ感が関係していると感じた。それがあるから、映画に関心を持ったに違いない。

 本作の重要性は現実の職場や日常生活などではなかなか見えてこない、よどんだようなモヤモヤ感をあぶりだしたことである。映画が、現政権に対するモヤモヤ感のよってきたるところを少しでもスッキリさせてくれるのではないか。そんな観客たちの声なき声が、館内のあちこちから聞こえてくる気さえした。上映館は上映終了まで、ちょっとした緊張感に包まれていた。

 邦画には、山本薩夫監督らが手がけた社会派娯楽作の系譜がある。製作費はまるで違うが、「新聞記者」はその栄光ある系譜の端緒についたのではないか。ただ、あくまで端緒だ。奥まった権力構造や多様なマスコミの描写に範囲を広げたりしたら、もっと面白くなったと思う。強烈な娯楽性は、作品に込めた志が生真面目な問題作よりも広範囲に浸透することがままある。続編を期待したい。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/258536


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