https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190524-00283040-toyo-soci&p=4
■音楽ではお金が入ってこない
――『PERFECT HUMAN』のヒット後、音楽ユニットの活動を柱にするという選択肢はなかったのか。
『PERFECT HUMAN』で金銭的に潤っていたら、そうなっていたかもしれない。ただ正直言って、まったくといっていいほどお金は入ってこなかった。実際、音楽による著作権や印税についてはすごく考えさせられた。
そのからくりは簡単。楽曲は1ダウンロードすると250円。日本の今の音楽配信市場だと、40万ダウンロードいけば年間ランキング1位になる。そして250円のうちアーティストの印税は3%、作詞の印税が3%。僕らが6人組なので1人当たりに換算すると1%。だから40万ダウンロードされても、250×40万×1%で1人100万円しか懐には入らない。
音楽業界はCDが駆逐されつつあり、売り方が「ビックリマンチョコ化」している。つまり、リスナーはチョコが欲しいわけではなく、ビックリマンシールが欲しいからCDを買う。アイドルの握手会参加券つきのCDがまさにそれ。それだけ音楽だけでマネタイズするのは厳しい。