（中規模の）新聞の社説と言えば・・・
丸谷才一『女ざかり』 を読んだら、凄く良かった。
読んでる人いる？ 映画は？ YouTubeに一場面とあるのか？
http://rokujoutei.sakura.ne.jp/page019.html
『女ざかり」（文藝春秋）-------
先般来 整理した蔵書のなかから久しぶりに本棚に並べることができた丸谷才一の第四作目の長編小説。
現在は文春文庫で入手できるこの長編は1993年の初版発行時に購入したことは奥付で分かるから、再読のつもりで手にとって読み始めたところ、途中からどうやら全編通読していない！と判明。当時仕事の忙しさにかまけて何冊も中途挫折した本があったから、これもその一冊だったようだ。
大新聞の論説委員である美しい女主人公
南弓子は、書いた社説がもとで政府与党に狙い打ちされ、論説委員の地位が危うくなる。弓子は、恋人の哲学者、元女優の叔母などを総動員して反撃に出るが、防戦は功を奏するか。新社屋の払い下げ問題が絡むスリリングな展開、固唾をのむ面白さ！（本書初版帯から）