裏金が作れない人間は自腹を切るんだよ。
その借金をギャンブルということにする。
https://www.youtube.com/watch?v=Tf5ZNiruFxA&t=5m02s&list=PL8DC3E5CBCC2C137D
仙波敏郎 元巡査部長「死ぬまで私を（支えてくれた東玲治）、彼が死んだこ
とも黒木（昭雄)さんと同じような状況（変死）で死んだんですが、その男は、
元産経新聞のジャーナリストですね。これもたまたま僕と同級生だった。顔も
知らなかったけど。
その彼が現職の産経新聞のサツ回りの記者の時に、愛媛県警のある警務総務畑
から、『東さん、何とかしてくれないか』という情報が入ったわけです。
『何で？』と（彼が訊くと）、『実は本部長が毎月の上納金を上げろといって
きた。』と。
で、その時まで東は薄々知ってたけど、具体的にはどこからも漏れなかったですから。
ただ裏金があって上納しているとは聞いてました。だけど今から約二十年前で
すけど、彼ははっきり数字をそこで知ったわけです。」
https://www.youtube.com/watch?v=Tf5ZNiruFxA&t=6m02s&list=PL8DC3E5CBCC2C137D
「当時警察は部門が５つありました。警務総務という事務部門、刑事部門、交
通部門、警備部門、そして生活安全課。
この５つに愛媛県警では月２０万円ずつ上納金を割り当てていたんです。
刑事部門は（集金力が）強いんです。（捜査）報償費があるから。生活安全部
門も防犯協会とか、許認可の関係があって強いんですね。警備（部門）はもっ
と強いですよ。国費の捜査協力費がありますから。交通は安全協会があるでしょ
う。だからみんな強いんです。
ところが事務部門はカラ出張しかないんです。ところが出張自体があまりない
じゃないですか。毎月（上納金の）２０万円だけ作るのは簡単です。自分たち
ノンキャリアも金が要るわけです。
そうなってくると自分たちも（分け前を）減らされる。だから（上納金を）止
めてくれではなくて、上げるのを止めてくれ、今のままで済ませてくれないか
と、東くんに…。
それで彼は本部長に直談判したんです。そこで本部長が『出て行け！』と言っ
たんで、本人はドアを蹴ったんですね。
そうしたら周りにいる秘書辺りが『東、逮捕するぞ！』と。東は署長の周りの
連中はみんなイエスマンだから、茶坊主と呼んでましたよ。
それで、彼は言ったんですよ。『逮捕してみろ。毎月１００万円の件、新聞に
書いたる。』と。
そうしたら本部長がドアを開けて、『東さん、どうぞ』と。それから彼はフリー
パスです。
それで彼はもう１００万円以上、上がらないだろうと彼は彼なりに解釈したん
です。
そうしたら犯人探しをされただけで、（上納）金額が上がったそうです。
それは20年前ですが、毎月100万円だから、（年間）1200万円でしょう。」