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アヒト・イナザワの思想にはファンや同業者からも批判の声があがる
アヒト・イナザワ自身は表立って差別的な発言を行ったことはないが、挙げてきたような状況を知ったファンからは＜アヒトが知らんうちにネトウヨ化してるっぽいの普通にショックだな＞＜再結成ねぇ…。アヒトがネトウヨと判明したので追う気が起きない＞といった声があがっている。
アヒト・イナザワのネトウヨ化に対する憂慮の声は同業者からもあがっており、bonobosの蔡忠浩はツイッターでこのように綴っている。
＜ナンバーガールは向井さんも田渕さんも面識あって尊敬もしてるけども、アヒトイナザワさんのあのレイシストっぷりに折り合いつけてないんだったら俺はムリです＞
また、蔡忠浩は＜フェス内の政治的なのどうするんすかね＞＜ライジング出るなとか再結成するなとかじゃ全くなく うちはまだ呼ばれてないけども、そういう感じだったら結構ですとしか言えない＞＜俺だってバンドでライジング出たいけど、出たいなら排外主義に目をつむれってこと！？本気で言ってんの？＞ともツイートしている。
現在のナンバーガールをRISING SUN ROCK FESTIVALに出演させることは、ロックフェスとしての価値を貶めるようなメッセージの発信につながるのではないかという指摘だ。確かに、仮に、レイシズムを標榜するバンドがフェスに出れば、そのフェスの打ち出すメッセージに大きな影響を与えるだろう。
とはいえ、ナンバーガールでのアヒト・イナザワの立ち位置はあくまで「いちドラマー」であり、彼の思想信条がバンドの発信するメッセージを象徴しているわけではない。
また、ベースの中尾憲太郎はアヒト・イナザワとは対照的な思想信条をもっているようで、彼のツイッターアカウントのフォロー欄には、朝日新聞の国際報道部や記者のアカウント、自由党の山本太郎参議院議員、立憲民主党の枝野幸男衆議院議員、日本共産党の志位和夫衆議院議員と小池晃参議院議員といったリベラル寄りのアカウントが並んでいる。
明らかに思想的には対立するが、そのあたり、メンバー間ではどのように折り合いをつけているのだろうか？
各メンバーの思想信条が再結成したナンバーガールの音楽にどのような影響を与えるのかは分からない。ただ、アヒト・イナザワの思想信条を気にしないファンもいる一方で、「もう聴けなくなってしまった」と言うファンも多く、奇跡の再結成に喜びきれないモヤモヤが生まれてしまっているのは間違いない。
ナンバーガール再結成にファンが喜びきれない「ネトウヨ化」との折り合い - wezzy｜ウェジー
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