トンデモはトンデモを呼ぶ
LGBT問題で「LGBTを認めるなら痴漢の触る権利を社会は保障すべき」などとトンデモ発言をしてしまい、『新潮45』を廃刊にまで追い込んでしまった保守論壇の風雲児、小川榮太郎氏。
フジテレビ時代に経費使い込み疑惑で処分を受けたり、人工透析問題について「殺せ!」などと暴言を吐いたりして世間を騒がせた問題児、長谷川豊氏。
こんな社会常識から逸脱したトンデモな二人の対談が、なんと『実話BUNKA超タブー』(Vol. 41, 2018.2.1)に載っていましたので、これを紹介したいと思います。対談のタイトルはズバリ「日本の報道を考える」です。
陰謀論丸出し
さてさてトンデモ発言をして社会から袋叩きにあったこのお二人。
その原因を次のように分析しています。
豊 一部分を切り取り拡散し、レッテルを貼り、本筋と関係ない話で騒いで既成事実化するのは僕の時とまったく同じ。小川さんに対しても、炎上させて攻撃しようという組織的な動きがあったとしか思えません。
榮 はい。一気に社会問題化させようという強い思惑を感じました。結局、発売から3日後の21日に新潮社の社長が事実上の謝罪としか思えない声明文を出しましたが、そこまでのスピードも尋常じゃない。わずか3日で出版社を追い込むのですから、一つの司令塔のもとに組織戦が行なわれた以外に考えられません。
陰謀論きましたー!
袋叩きにあった原因はトンデモ発言をした本人にあるのですが、全くその反省は無いようです。なんとその騒動の裏には、謎の「組織」(笑)がいると理解しておられるようです。
というか「一つの司令塔のもとに組織戦」って小川氏は言っていますが、誰なんでしょ、その一つの司令塔って…。お前らはそんな大物じゃないのだよ、と言ってやりたい。
「LGBTを認めるなら痴漢の触る権利を社会は保障すべき」とか、人工透析患者を「殺せ」とか、本筋に関係あろうとなかろうと、切り取りであろうとなかろううと、言った時点でアウトだということを解っておられないようです。
(続く)