日経大本営「安倍同志は『権力の苦さを感じ取ろうとし、甘い蜜に溺れないよう戒めている』(原文ママ)」 マジでやべえなこの国 #2

2番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2018/12/10(月) 12:31:02.16 ID:???

 世界では権力を自らに集中させようとするリーダーが目立つ。

 例えば中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席。「2期10年まで」としていた任期制限を3月に撤廃し、2期目が終わる23年以降も続投できる布石を打った。経済も外交も軍事もすべて自分が取りしきる。

 中国政府の高官から「中国は国土が広く、貧富の格差は大きい。難題が押し寄せ、最高指導者は心労が多い」と聞いたことがある。米国との貿易戦争は一時休戦になったが、波乱含みだ。景気の減速も懸念される。失政と見られれば、「1強」であるがゆえに批判は自らに向かいかねない。

 「真の力とは……この言葉は使いたくないんだが……恐怖だ」。米ジャーナリスト、ボブ・ウッドワード氏の『FEAR 恐怖の男』によると、トランプ米大統領は就任前の16年3月にこう述べた。恐怖を抱かせて、譲歩を引きだそうとする。権力には実際に発動しなくても脅しやけん制に使える効果もある。

 首相の権力の源泉は人事、予算、そして衆院解散だ。けん制としては解散カードが威力を発揮する。

 「内閣改造をするほど首相の権力は下がり、解散をするほど上がる」。首相の大叔父にあたる佐藤栄作元首相はこう語ったとされる。首相は14年と17年の2度、意表を突く衆院解散に打って出て圧勝につなげた。

 自民党総裁としての任期は21年9月まで。来年夏の参院選を乗り切っても、残る任期が短くなるにつれ求心力が落ちるのは避けられない。衆院議員の任期満了は21年10月なので、解散しないままポスト安倍にバトンを渡すこともできるが、自分の手で解散しないと思われればレームダック(死に体)に陥りやすくなる。

 解散をするのか、しないのか。するとすればいつなのか。難しく苦い味の決断を迫られるかもしれない。(佐藤賢)

(了)

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