中央省庁の障害者雇用 水増し3,700人「恣意的」と認定：Mプラス11：テレビ東京
中央省庁の障害者雇用水増し問題で検証委員会は水増しは3,700人に上り恣意的に不適切な基準を用いたとする調査報告書を発表しました。
去年６月時点で28機関で3,700人が不適切に計上されていました。
障害者手帳の所有など基準を満たしていない職員を障害者として報告する事は遅くとも97年ごろに一部の省庁で行われ引き継がれてきました。
具体的にはうつ病と自己申告した職員を専門家の判断なしに精神障害者としたり本来はメガネなどをかけた矯正視力で判断すべきところ裸眼での視力測定で障害者と判断したりするなどずさんな処理が繰り返されてきました。
検証委員会はこうした慣行を「恣意的で不適切」だと指摘しています。
報告書を受け政府はマニュアルを作成するなどの再発防止策をまとめました。
来年には障害者の採用テストを実施しますが法律の基準を満たすにはおよそ3,700人の雇用が必要で一度に採用するのは困難な状況です。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/mplus/news/post_164998
10月22日（月）TV東京