宮城県大崎市は27日、東京電力福島第1原発事故で生じた国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の
汚染廃棄物をすき込む減容化実験で、本年度1回目の牧草の刈り取りを行った。
同市鳴子温泉上原地区の一時保管場所脇にある市有地2カ所計4000平方メートルで、作業員が1メートルほどに
育った牧草を草刈り機で刈り取った。
現地には、平均290ベクレルの汚染牧草約8トンを5月にすき込み、牧草の種をまいている。10月中旬に2回目
の刈り取りを行う。市は刈り取った牧草の放射性物質濃度を測定し、牛などの餌として供給する。
市によると、昨年の牧草は全て飼料として利用できる水準だった。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180728_13047.html