地滑りによる亀裂で1世帯に避難準備の情報 福島 喜多方 原因は不明
福島県喜多方市で今月２日、地滑りによる亀裂が見つかり、市はその後も地面がわずかに動き続けているとして付近の１世帯２人に避難準備の情報を出しました。市では２９日、地区の４２世帯を対象に詳しい状況を説明するとともに注意を呼びかけることにしています。
福島県喜多方市高郷町では今月２日県道３６７号線とその周辺で１０か所ほど地滑りによる亀裂が見つかり、市は今月２５日に災害対策本部を設置して監視を続けてきました。
その結果、県が設置した観測機器による調査で地面が１時間に数ミリずつ動き続けていることがわかったということです。
このため市は住宅の基礎に亀裂が見つかった高郷町揚津の赤岩地区の１世帯２人を対象に２８日午後６時半、避難準備の情報を出し早めの避難を呼びかけています。市では住民の避難に備えて市営住宅や地区の集会所などを用意するということです。
喜多方市によりますと地面が動いている原因は不明で、亀裂は今後も広がる可能性があるとして２９日、揚津地区全体の４２世帯１０９人を対象に詳しい状況を説明するとともに注意を呼びかけることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180529/k10011456481000.html