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天災と政治は、かなり密接に関係していることが指摘されている。
メキシコでは、1917年のメキシコ革命後の1929年に制度的革命党が与党となり、
実に、2000年7月までの71年間、メキシコの政界を支配し続けた。
この制度的革命党が衰退する大きな契機となったのが
1985年のメキシコ大地震であったということだ。
また、ニカラグアでは、1936年にアナスタシオ・ソモサ将軍が大統領に選出されて以来、
43年間のソモサが実質的独裁体制でありました。
しかし、1972年の大地震は、ソモサ独裁政権の崩壊への序章となり、
1979年、ソモサは政界から身を引くこととなった。
1970年、当時の東パキスタンを襲ったサイクロンに対するパキスタン政府の対応は
市民の到底納得できないものであったため、
西パキスタンの扱いに不満であり、独立への志向を強めていた東パキスタンに、
その運動を加速させることとなった。