トランプ氏、ＴＰＰ再検討、ドル高発言の本気度
日本時間26日午前３時ごろ、米ＣＮＢＣテレビが突然、トランプ米大統領とのインタビューを流し始めた。聞き手は同局朝番組の名物アンカー氏。それゆえ全編は翌朝放映されるが、最も話題性が高い２つのパートが公開された。
まず、環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）再検討のパート。トランプ氏が「誰かが聞いたので答えるのだが、これはビッグニュースだ、I will do TPP （私はＴＰＰをやる）。ただし、現状ではひどい取引（deal）だ。それが、格段に良くなれば再検討するということだ」
驚いたアンカー氏が「ＴＰＰにドアを開くということか」と確かめると、「驚いたでしょう。今より格段に良く構築されれば、ＴＰＰにオープンだ」と答えた。
条件付きでＴＰＰ交渉を再検討するとのコメントを３回繰り返している。勢い余って口走ったような発言ではない。トランプ氏の本気度は感じられた。
ただし、冒頭では２国間協定ならすぐ止められるが、多国間協定ではそうはいかない。だから私は２国間協定のほうを好む、ともくぎを刺している。「格段に良い取引」が何を意味するのかは不明だ。
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26167050W8A120C1000000/
2018/1/26 8:59 日本経済新聞 電子版 豊島逸夫（としま・いつお）
(´･ω･`) 「ひどい取引だ」っていって破棄したのに。その前提条件のまま成立して後から入るわけないじゃんね。結局３月上旬で成立する見込みが薄いってことかな。