米亡命の中国大富豪 共産党とスキャンダル合戦
中国共産党最高指導部内の権力闘争に巻き込まれた大富豪と、党中央の相次ぐ告発合戦が泥沼化している。
大富豪側は、習近平国家主席の最側近で最も信頼が厚いといわれる王岐山党中央規律検査委書記(党政治局常務委員)の
女性関係や親族の不正蓄財疑惑を告発。
一方の指導部側は、すでに国外脱出し米ニューヨークに逃亡している大富豪を汚職などで国際手配したほか、
新たに元従業員女性をレイプした容疑でニューヨーク地検に告訴、賠償金1億4000万ドルを求める裁判が開催されるなど、
レイプスキャンダルに発展しており、今後の展開はまったくの五里霧中で混迷の様相を呈している。
中国国営新華社通信や米国を拠点にする中国問題専門の華字ニュースサイト「博聞新聞網」、
香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」などの報道を総合すると、次のようになる。