今年の1位の許氏の資産は2813億元(約5兆円)で、1600億元だった昨年の資産額よりも1200億元も増加した。
これは新首都圏構想である河北省の「雄安地区開発プロジェクト」の不動産開発事業を請け負ったことが大きな要因と伝えられる。
プロジェクトは習近平国家主席の肝いりで進められており、北京に隣接する河北省の広大な土地に最終的に
2000平方kmもの副都心を建設し、今後20年間の投資額は4兆元(約70兆円)規模に上る巨大プロジェクト。
許氏はビジネスマンという顔のほか、「広州恒大」というサッカーチームのオーナーでもあり、
サッカー好きの習氏と親密な関係を築いているといわれる。そうした個人的な関係を利用して、ビッグプロジェクトに参入したとの噂が根強い。