米経済誌「フォーブス」が発表した2017年の中国の長者番付でトップに輝いたのは広東省の不動産デベロッパー
「中国恒大グループ」会長の許家印氏だった。許氏の長者番付1位は初めて。
昨年トップだった「大連万達(ワンダ)グループ」総帥の王健林会長は4位に甘んじた。
中国政府による外貨の海外流出規制により資金繰りが悪化し、中国全土の不動産資産を投げ売りしたことで、
資産が大幅に減少したことが原因。
王氏は今年8月、天津国際空港でロンドンに向かう直前、政府当局から外貨流出に関する取り調べを受けたとされ、
銀行から資金融資がストップしたことが痛手となった。
中国の場合、政府との良好な関係がビジネスにも直結するだけに、その逆の場合、不正の嫌疑をかけられて、
逮捕、投獄されたビジネスマンは数知れない。
それだけに、ビジネス界は常に政治的な圧力によってさらされている典型例といえよう。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171128-00000006-pseven-cn