亡命した兵士はエリート出身との推測が事件直後から流れていた。
北朝鮮は板門店など最前線地域には主に出身成分(階級)の優秀な軍人たちを集中的に配置しているというのが定説だからだ。
兵士が運転兵だということも、エリート説がささやかれる理由の一つだ。
運転兵はあらゆる秘密を耳にする可能性があるため、北朝鮮では出身成分が優秀でなければ幹部の車を運転することはできないとされる。
また、一般の兵士は通常、靴下ではなくフットカバーを履くが、高級幹部の運転兵は靴下を履くケースが多く、
亡命した兵士は靴下を履いていた。
また、兵士は韓国の病院の主治医に「法学を学びたい」と話しており、このことからもエリート出身との見方が強まっている。
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