http://www.hochi.co.jp/topics/20171020-OHT1T50028.html
安倍首相、ヤジ恐れず２１日アキバで締める 「辞めろ！」の都議選雪辱
自民党の安倍晋三首相（６３）が、選挙最終日の２１日の応援演説を東京・秋葉原で締めくくる方向で最終調整していることが１９日、分かった。過去４回の国政選挙ではいずれも締めの舞台に選んだ「聖地」だが、今年７月の都議選では同所で「辞めろ」などのヤジを飛ばされ、大惨敗。過去の験を担ぐか、ヤジの危険性を回避するか注目されていた。
安倍首相の「最後のお願い」はやはりアキバになりそうだ。党幹部が準備を進めるよう複数の選対関係者に指示した。党関係者によると、自民党は選挙戦最終日に秋葉原駅前で数時間にわたる演説会を予定している。安倍首相のほか党幹部や閣僚らが入れ替わる形で応援に駆けつけ、最後のてこ入れを図る。東京１区の同党候補者や都連所属の議員らも参加する。
政権奪還した２０１２年１２月の衆院選以降、衆院選２回、参院選２回の投開票日前日は秋葉原で演説をするのが恒例の首相。いずれも大勝した「縁起の良い場所」（党関係者）だった。
だが、“小池旋風”が吹き荒れた７月の都議選最終日に演説した際は、数時間前から市民団体などが集結し、安倍首相に対し「安倍、辞めろ」コールを連発し、プラカードを掲げるなどした。首相も街宣車の上で「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかない」と反撃したが、都議会自民党は惨敗。反撃する様子がテレビで何度も放送され、支持率急落の一因になった。