さて、この日の法廷戦術を、元東京地検特捜部副部長の若狭勝氏(現衆院議員)に解説してもらう。
「事件の構図は、妻がセクハラを受けたと吹き込まれた小番が、犯行に及んだら実態は不倫だったというもの。事実に争いはありませんが、小番の恨みが将来妻に向かう可能性もある。家族関係の悪化は情状酌量にマイナスですから“今は関係修復している”とアピールする戦略でしょう」
次回公判は6月。判決は、夏ごろになる。
「ワイド特集 浮世にも活断層」より
「週刊新潮」2016年4月28日号 掲載
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160502-00508053-shincho-soci