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> 「台本」と題した想定問答集を作った。 <
ハプニングによって加速した焦燥
被告はセクハラの相談センターに行くため、被害者からセクハラ行為についての言質を取ろうと決意。「台本」と題した想定問答集を作った。そして8月13日朝、被害者に会うために法律事務所に向かおうと準備していたときに、「ハプニング」が起こる。
被告:「妻が『間違って台本を被害者のパソコンに送ってしまった』と言いました。それを聞いて、すぐに被害者に会わなければと思いました」
こちらの手の内が被害者にばれてしまう――。焦った被告は妻とともに法律事務所に向かう。リュックサックにボイスレコーダーと包丁、そしてハサミを入れた。途中のコンビニで「台本」のデータもプリントアウト。虎ノ門駅で思い直して包丁はゴミ箱に捨てたが、ハサミはそのまま持っていった。