代金払っても商品届かず、「売り付け詐欺」急増
刑法犯認知件数が全体として減少する中、品物を渡さずに代金をだまし取る「売り付け詐欺」(インターネットオークション除く)の増加傾向が浮き彫りになった。
今年上半期は3878件(昨年同期比458件増)で、5年前の2012年から3・3倍に増えた。
被害の舞台になっているのは、ツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や、インターネット掲示板だ。「売ります」などの投稿に応じて代金を払っても商品は届かず、最後は相手と連絡さえ取れなくなる。管理者がいるインターネットオークションと違い、個人間のやり取りのため、泣き寝入りするケースも多いという。
警察庁が今年3月、675件の売り付け詐欺を分析したところ、94・2%がインターネットを通じて被害に遭っていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170720-OYT1T50089.html