【特定外来生物】キョン、増えすぎのため駆除。都が捕獲チームのロゴ募集 ID:f7ZgBe3K

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2017/06/24(土) 16:03:29.63 ID:f7ZgBe3K

推定生息数が伊豆大島(東京都大島町)の人口を超え、深刻な農業被害を及ぼしている特定外来生物のキョン。駆除に本腰を入れる都が今月、島の小中学生らを対象に捕獲チームのロゴマークを募集したところ、町議会で「動物の駆除に関わらせるのは教育上よくない」との意見が出て、高校生だけを対象とすることに変更された。命を慈しむことと奪うことにどう向き合うのか。島の心は揺れている。

「島の子どもたちは、日常的にサルとかキジとかキョンを見て、自然の中で育つ。仲良く生きる中で、生きられない命があることを説明するには、もうちょっと(成長するまで)時間がほしい」。つつじ小学校の樺沢一彦副校長は、慎重に言葉を選んで話した。つばき小学校の河津力副校長も「まずは生命を慈しむ心を育んでほしい」と言う。

キョンは大島の在来種ではなく、台湾などに分布するシカ科で、体高は四〇センチほど。一九七〇年の台風で都立大島公園(動物園)の柵が壊れ、逃げ出した十数匹が野生化した。人を襲うことはないが、アシタバなど農産物への被害は深刻だ。二〇〇五年施行の外来生物法で特定外来生物に指定され、都は〇七年度から駆除を始めた。

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だが、駆除は追いついておらず、推定生息数は約一万五千匹を超える。人口は今年四月末で八千人を切り、島民よりキョンの方が多い。事態を重く見た都は五月、捕獲業者や島民で捕獲チームを結成することを発表。六月一日から、チーム名を都民から、ロゴマークを島の小中学生と高校生から募集し始めた。
小池百合子知事も環境相時代に鹿児島県の奄美大島で、捕獲チーム「マングースバスターズ」を発足させて成果を上げたとして「今度はみんなでキョン対策を進めていくムーブメントにしたい」と盛り上げた。

一方、ロゴマークの募集が子どもたちを対象としていることに、島では困惑が広がった。

「動物を駆除処分するチームに島の子どもたちを関与させていいのか」。六月十三日の大島町議会全員協議会では、反対意見が相次ぐなど紛糾した。高橋千香議長は「都の支援強化はありがたい。だが、子どもたちが駆除を想像してロゴマークを描くことが、本当に理解につながるのか」と疑問を投げ掛ける。

都の担当者は「一体感を狙った取り組みだっただけに残念。外来生物の駆除を考えてもらうきっかけにしてもらいたかった」と説明する。

チーム名とロゴマークは七月二十日まで募集している。申し込み方法の問い合わせは都自然環境部計画課=電03(5388)3505=へ。

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ソース

東京新聞:激増キョン駆除 揺れる伊豆大島 都が捕獲チームのロゴ募集:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201706/CK2017062402000257.html


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