今年１月、大阪で特殊詐欺の警戒にあたっていた警察官が、ＡＴＭの前で、還付金詐欺の電話を受けている高齢の女性を見つけ、
電話をかわったにもかかわらず、詐欺と見抜けず、被害を防げなかったことがわかった。被害は約１００万円だった。
事件があったのは大阪府富田林市。警察官はなぜ被害を防げなかったのか。
今年１月、特殊詐欺の警戒にあたっていた警察官が、無人のＡＴＭの近くで、携帯電話を片手に困った様子の７０代の女性を見かけ、声をかけた。
女性は「電話の掛け方がわからない」と話したため、警察官が使い方を教えたところ、女性は電話で話しながらＡＴＭを使い始めた。
「特殊詐欺かもしれない」と不審に思った警察官が電話をかわると、受話器の向こうの男は、
「銀行の本店の者です。ＡＴＭの操作方法を教えています」と話したという。
http://www.news24.jp/articles/2017/05/03/07360548.html