ワールド・コミュニティー・グリッドで運営されているファイト！小児がんプロジェクトは
2014年、乳幼児に発生頻度の高いがんである神経芽腫の治療に使える可能性のある複数の新薬候補を発見しました。
これまでの成果を足がかりに、プロジェクトを支える科学者らはチームを拡大して、アジア全域から研究者を迎えるとともに、
研究対象を他の種類の小児がんにも広げて治療薬を発見しようとしています。
本プロジェクトでは、（神経芽腫の新薬開発を目指す）ファイト！小児がんプロジェクトの取り組みを拡大して
研究対象に他の小児がんを加えるとともに、神経芽腫の治療薬に関する研究もさらに進めていきます。
新たな研究対象となる小児がんは、以下のものです。
・脳腫瘍
・腎芽腫（ウィルムス腫瘍） - 腎臓のがん
・胚細胞腫瘍
・肝芽腫 - 肝臓のがん
・骨肉腫 - 骨のがん
上に挙げた3つのがんは、神経芽腫と同様に発症頻度の高い小児がんです。
本プロジェクトでは今後、研究対象を他の小児がんにも拡大する可能性があります。
Smash Childhood Cancer
https://www.worldcommunitygrid.org/research/scc1/overview.do
難治性小児がんに新薬を ―「5万5000年」分の計算を「2年」で実現し、新薬候補の発見を支援した“つながる”技術とは？
http://www.mugendai-web.jp/archives/4622