天皇陛下が8月にビデオメッセージを公表する約20日前の7月、退位について恒久制度を望む思いを、学友の明石元紹氏(82)に電話で打ち明けていたことが30日、明石氏の証言で分かった。陛下は「将来を含めて譲位(退位)が可能な制度にしてほしい」と語られたという。
私的な会話とはいえ、退位の在り方について陛下の具体的な考えが明らかになったのは初めて。父である昭和天皇の大正時代の経験を踏まえ、摂政設置によって混乱が生じることへの懸念も示したという。
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