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568番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2018/10/14(日) 09:39:39.61 ID:efRFBRrN

健康への影響が指摘される極めて小さい粒子状の大気汚染物質、PM2.5について、慶應大学のグループが地下鉄で調査をしたところ、最大で地上のおよそ5倍の濃度に上ったことがわかりました。ブレーキの際に車輪やレールなどが削れて発生しているとみられ、専門家は「呼吸器などに病気がある人や長期間働く人などへの影響を調査する必要がある」と指摘しています。

PM2.5は1000分の2.5ミリ以下の極めて小さい粒子のことで、吸い込み続けると、呼吸器や循環器などへの影響が指摘されています。

日本では9年前に屋外の大気中の環境基準がつくられ監視が強化されてきましたが、地下鉄や地下街、屋内など閉鎖した場所の基準はなく、実態がよくわかっていません。

慶應大学の奥田知明准教授のグループは、横浜市交通局の協力を得て、横浜市内の地下鉄のホームで、ことし7月17日の午前5時から午後8時までPM2.5の調査をしました。

その結果、始発から濃度が上がり始め、1立方メートルあたりの1時間の平均濃度は、午前9時から10時でもっとも高い、およそ120マイクログラムとなり、同じ時間帯の地上のおよそ5倍に上りました。

また、始発後の午前6時から14時間の平均濃度はおよそ80マイクログラムで、環境省の屋外の1日平均の基準35マイクログラムと比べると、およそ2.3倍となりました。

成分を分析したところ金属が多く、特に鉄を含むPM2.5は地上のおよそ200倍に上りました。

発生原因について、調査したグループでは、電車がブレーキをかける際に車輪やレール、ブレーキの部品が摩擦で削れるほか、パンタグラフと架線の接触でもPM2.5が発生しているとみています。

慶應大学の奥田准教授は「地上のPM2.5は改善されているが、地下鉄の実態はわかっていない。今回は1日だけの調査だったが、ほかの駅や地下鉄にも調査を広げる必要がある」と指摘しています。

横浜市交通局 換気などの粉じん対策

横浜市交通局では送風機などでトンネルや駅構内の換気を行っているほか、トンネル内の清掃も定期的に行って粉じん対策をしているということです。

今回のPM2.5の調査結果について、横浜市交通局は「健康への影響について科学的な知見や研究成果がまだ少ないなかで今すぐ具体的な対策を講じるのは難しいが、今後の研究成果によっては対策を検討していかないといけないと考えている」としています。

高濃度に地下鉄特有の事情

高い濃度のPM2.5が地下鉄で計測された理由について、専門家は地下鉄特有の事情があるといいます。

電車がブレーキをかけると、
▽車輪とレールやブレーキの部品がこすれて削られるほか
▽パンタグラフと架線も摩擦で少しずつ削られ、金属のPM2.5が発生するとみられています。

PM2.5はトンネル内を浮遊したり、底にたまったりして、電車が通過するたびに巻き上げられてホームに流れ込むと考えられます。

また、通勤ラッシュで濃度が高くなるのは、
▽時間あたりの電車の本数が増えることや
▽多くの人を乗せているため、車体が重くなりブレーキをかける際、車輪やレールにより摩擦がかかるためとみられます。

地下鉄には送風機などで換気する仕組みがあるほか、地下鉄各社は定期的に構内で清掃などを行っていますが、十分に取り除けていないとみられます。

専門家「短時間であれば大きな問題ではない」

PM2.5の健康影響に詳しい、京都大学の高野裕久教授は「濃度自体は高いが、一般の利用者のように駅を利用する時間が短ければ大きな問題

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