イギリス、ホビー用ドローンの事故で幼児が片目を失明
Posted Yesterday, by Gerald Byrd
イギリスでホビー用ドローンが制御を失い、ためたま近くにいた生後18カ月の幼児の片目が回転するローターによって引き裂かれるという重大事故を起こしていたことがBBCニュースの報道で明らかとなった。
幼児はこの事故により片目を失明した。
BBCの報道によると、このドローンを操縦していたのは、事故によって大けがを負った幼児の隣人で、その日は、裏庭でドローンを飛行させていたところローターが木に引っ掛かったことにより、制御を失い、そのまま、隣家の裏庭に居た幼児に向かって墜落したとしている。
その後、ドローンは幼児の顔に落下し、落下の際にローターが幼児の左目を切り裂いたことから、幼児は失明するに至った。
幼児の母親のAmy Roberts（エイミー・ロバーツ）さんは、事故について「ほんの60秒目を離した隙に事故が起きていた」と語っている。
病院関係者によると、近年になり、こうしたドローンによる人身事故は増えてきているが、生後18カ月の幼児がドローンの墜落により大けがを負ったというケースはこれまでには聞いたことはないと話している。
イギリスのFAAに相当するCivil Aviation Authorityでは現在、ドローン飛行に関わる法令制度の準備を進めており、2016年中に公布することを予定している。
しかし、今回、幼児を巻き込むホビー用ドローンによる重大事故が発生したことにより、今後は、数十ドルで販売されている中国製などの安価なトイドローンを含めて、運用面の制限だけでなく、人に衝突しても人に怪我を負わせないようなローターのカバーなどのハード面についても規制強化が進む可能性が生じてきたこととなる。
http://www.businessnewsline.com/news/201512010208460000.html