勘定は男性負担か割り勘か、現代カップルのデート事情
ニューヨーク（ＣＮＮＭｏｎｅｙ）
初デートの勘定はやはり男性が全額負担すべきなのか、それとも割り勘の方がいいのか――。現代のカップルの動向を探った調査結果を米国の研究者が発表している。
異性カップルを対象にした各種調査やＣＮＮの取材では、大多数が、最初のデートの勘定は半々にはしないと回答した。
自分は進んでいる、あるいはフェミニストだと思うという男女の場合も、この傾向は変わらなかった。
カリフォルニア州立大学のジャネット・リーバー教授（社会学）が約１万７０００人を対象に実施した調査では、男性の７５％が、女性にお金を払わせることに罪悪感を覚えると回答した。
「勘定はデートを申し込んだ方が支払うべき」と考える人も増えたものの、ほとんどの場合、男性から申し込む現実は変わっていない。
「男性は困った状況に置かれている。扉は開けて待つべきか、それともそんなことをすれば彼女を侮辱することになるのかと不安に駆られる」とリーバー氏。
実際に勘定を払う場面では事はさらに複雑になる。現代の異性カップルのデートにおいて、男性が全額を払うことを期待すると答えたのは約１０％。
初デートは半々の割り勘にしたいという回答も１０％だった。
難しいのはこの中間に位置する層だという。
初デートで勘定が来ると、女性の半数は財布に手を伸ばす。ただしこれは「支払う振り」をしているにすぎない。この素振りを見せた女性の約半数は、実際に支払わされると腹を立てる。
女性の多くは依然として、男性が勘定を負担するのはその男性が自分に関心があって、紳士的な人物である証拠とみなしている。
半面、自分は貢いでくれる相手を求めているわけではないということをはっきりさせるため、こちらから負担を申し出るという女性も多かった。
http://www.cnn.co.jp/fringe/35070146.html