2015年8月2日 朝刊
炎天下で行列、１１人搬送 名古屋プレミアム商品券販売混乱
国の緊急経済対策に伴って名古屋市が一日に発売した額面総額八十億円規模の「プレミアム商品券」は、今夏一番の
暑さとなったこともあり、販売方法をめぐって市民らから苦情が殺到した。市内二百六十九カ所の販売場所では早朝から
長い列ができ、熱中症などで十一人が救急搬送された。
商品券は一冊一万円で、一万二千円分の買い物などができる。販売は午前十時からの先着順で、前夜から希望者が
集まり始めたところもあった。
販売場所の十六区役所や多くのスーパー、商店などでは早朝に行列が延び始めると、炎天下での長時間の行列を避ける
ために整理券を配布。午後一時すぎ、六十六万三千冊がほぼ完売した。ただ千冊余は整理券との引き換えがなかったため
後日、抽選販売する。
一方で市やコールセンターには、購入できなかった人からの販売方法や整理券配布への抗議を含め、千件近い問い合わせ
があった。
(以下略)
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015080202000068.html?ref=rank