http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150711-OYT1T50009.html
関係者によると、2013年6月に就任した田中社長は、営業利益(本業のもうけ)を過去最高にすることを掲げ、月例
報告会議などで各部門に業績目標の達成を強く要求していた。ある幹部には「(損失や費用の)計上時期をずらすことを
検討してくれないか」と求めていた。
また、決算期末が近づく中で、現場の担当者が適切な損失や費用の計上を提案したところ、上司にあたる部門長が
「田中P(プレジデント=社長)が言っているから、それは認められない」などと田中社長の圧力をうかがわせる内容の電子
メールを送っていたという。さらに、部門長は「何とかならないのか」、「コスト削減はできないのか」、「工夫しろ」と何度も
メールで対応を迫っていた。
2015年07月11日 07時12分Copyright The Yomiuri Shimbun