韓国に帰化した外国人へ、やまない差別・・・「奴隷のような扱いを受ける」との声も＝韓国メディア
韓国メディアのマネートゥデイは１９日、韓国に帰化した外国人が不当な扱いを受けているとし、
「国籍だけ韓国」として、国内で差別を受けているという記事を掲載した。
記事によれば、韓国に帰化した外国人は、まず外見だけで不当な差別を受け苦しんでいるとし、
外国人が「精励刻苦（自分の身を刻むような苦労をすること）」の努力の末、韓国国籍を取得し帰化したとしても、
韓国人の視線は変わらないうえ、悪口や偏見、差別などの耐え難い経験をした外国人が少なくないと伝えた。
記事は実際にあった事例をあげている。
ソウル市内で居酒屋を営んでいる、１０年前に韓国へ帰化したパキスタン出身のＡさんについて紹介。
５日、韓国人の客がいきなり「私が酒を買ってやるから高価な酒を持ってこい」と横柄な態度で注文したという。
Ａさんは普段通りに接客し、要望通り高価な洋酒を出したところ「詐欺師か？」などと暴言を吐き、暴行してきたという。
警察が駆けつけたものの客は暴行をやめなかったとし、
Ａさんは「（韓国に）帰化しても奴隷のような扱いを受けている」とため息しかでなかったという。
また、このＡさんはアジア系の帰化人に対する偏見は「特にひどい」と指摘した。
Ａさんの妻は韓国人であり２人で歩いていた時、これ見よがしに侮辱的な発言をされたとのこと。
Ａさん夫妻には３人の子供がおり「成長した子供達までもが差別を受けるのではないか心配になる」と目頭熱くしながら語ったという。
続けて記事は、日常生活だけではなく、職場でも韓国に帰化した外国人に対する差別が残っていると指摘。
在日朝鮮人のＢさんは、２００５年、韓国に帰化したが、企業面接では常に差別的発言を聞かなければならなかったほか、
同じく在日朝鮮人のＣさんは、面接官が「国籍が韓国ということと、韓国人とは違う」と指摘されたという。
ほかにも、韓国に帰化した外国人が受ける不当な扱いとして、賃金の未払いや脅迫などがあると伝えたほか、
韓国に帰化した外国人は、これらの差別問題から逃れるために韓国国籍を取得したものの、
むしろ外国人（異邦人）という“烙印”は消えなかったとし、差別に耐え切れず韓国から去っていった人も少なくないと報じた。
同報道に対し、韓国のネットユーザーらは
「正直、我が国ぐらい閉鎖的で差別が激しい国家はない」
「本当に白人系には、限りなくよくするのに、黒人系には差別がすごく厳しい」
「ただ韓国人だという理由で、韓国人も外国で差別を受けることが多い」
などと言ったコメントが寄せた。（編集担当：李樹香）
2015-05-20 10:53 サーチナ
http://news.searchina.net/id/1574428?page=1