知的障害者(29)、月十数万円の給料から四万を小遣いにして、ダンスやボウリング、野球観戦などの趣味に使う   #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/05/14(木) 00:20:55.84 ID:/f5+Vuj5

http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2015042002000181.html
軽快な十六ビートのリズムに乗って、愛知県西尾市の会社員伊藤透さん(29)が、仲間たちと激しく体を動かしていた。

 同市を本拠地とする知的障害者たちのヒップホップチーム「mixjam」(ミックスジャム)の一員。
毎週木曜夜と土曜午後に一時間ずつ練習を重ね、本番のステージに向けて仕上げていく。

 「うまいねって言われるとうれしい。気持ちが一番大事だと思っています」。
知的障害を伴う自閉症で、込み入った話は苦手だが、人なつっこい笑顔と礼儀正しさで、職場の人気者だ。

 小中学校は主に特別支援学級で過ごし、県立豊田高等特別支援学校(同県豊田市)に進んで、自宅近くの自動車部品製造会社に障害者枠で就職した。
伝票を見て、さまざまな部品を運ぶのが主な仕事。
自動車運転免許を苦労しながらも取得して、車で通勤している。
月十数万円の給料から四万円をお小遣いにして、ダンスやボウリング、野球観戦などの趣味に使う。
料理も好きで、テレビの料理教室の本を毎月買う。給料の残りと障害年金は、将来に備えて貯金する。

 父・兼重さん(66)は「負けず嫌いで頑張り屋なので、ダンスも中二の時に自分からやりたいと言いだし、続いている」と成長を喜ぶ。

 仕事に行くのを嫌がった時期もあったが「お金がないとボウリングやダンスにも行けないよって言うと、がんばれました。
お金を稼ぎ、使うことを覚える意味でも、余暇の充実は本当に重要ですね」と母・富江さん(68)は振り返る。

 発達障害者支援法は、幼少期から学齢期、就労へと、途切れのない支援で自立できる人を増やすことが大きな目的だ。
しかし、いったん就職しても、伊藤さんのようには続かないケースも多い。

 日本発達障害ネットワーク理事の辻井正次・中京大教授は「支援法によって取り組みが進んだ部分は多い」と評価しつつ、
大人になってからの課題について次のように指摘する。

 「就労できる子が増えたが、その後を見守る仕組みが難しく、仕事が続かない子はかなり多い。
余暇の充実が大事と分かっていても、支援できる市民団体は少数だ。友達にだまされて、犯罪に手を染める人もいる。
その人の“困り具合”に焦点をあてた支援が必要になっている」

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