【ワシントン清水憲司】訪米中の西村康稔副内閣相は４日、ワシントンで記者会見し、極秘扱いされている環太平洋パートナーシップ協定（ＴＰＰ）の条文案について、国会議員に開示する方針を表明した。
外部に情報を漏らさないなどのルールを整え、来週以降できるだけ早く閲覧可能にする方向だ。
ＴＰＰ交渉参加国は、ＴＰＰの条文案について、最終合意まで開示しない考えだった。
これには、「交渉が密室で行われている」との批判も強いため、米通商代表部（ＵＳＴＲ）は１月以降、守秘義務をかけたうえで全議員が条文案全文を閲覧できるようにし、
セキュリティー許可を得れば同行する議員スタッフの閲覧も認めるなど議会への情報開示を拡大した。これを受け、日本の国会でも開示拡大を求める声が強まっていた。
西村氏は「日本では国会議員に守秘義務や罰則がなく、どういう範囲でどう閲覧を認めるか検討する」と述べ、ＵＳＴＲの手法を参考にしながら、国会と協議して早急に閲覧ルールを整備する方針を明らかにした。
一般に対しても「交渉合意になれば、国会や国民に理解を求めないといけない」として、合意後の開示を検討する考えを示した。
政府は、情報開示を進めることでＴＰＰを巡る国会審議を前進させたい考え。ただ、国会議員が条文案を外部に明かすことには制約がかかる見通しで、広く国民に周知することにはつながりそうもない。
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http://mainichi.jp/select/news/20150506k0000m020042000c.html
こんなん漏らす奴普通に出てくるやろ