「国会決議守れ」 東京で８００人超緊急行動
東京・永田町の国会前で２４日、ＴＰＰ交渉での国会決議の順守を訴える緊急行動があり、全国から８００人を超す農家や市民が駆け付けた。
参加者は「国会決議を守れ」「農家の努力を無にするな」とシュプレヒコールなどで抗議の声を上げた。
ＪＡグループ茨城は青年部、女性部を中心に１５０人が参加。
行方市でイチゴを作る永作善亮さ ん（４４）は
「国会決議がないがしろにされているのではないか。担い手は１０年後が見えず不安でいっぱいだ」と訴えた。
宇都宮市で水稲やトマトを栽培する冨貴澤孝澄さん（４０）は「農家の経営努力をくじけさせる妥結はしないでほしい」と主張した。
卵と米のセット、ＴＰＰの解説本などを参加者に配る農家もいた。
抗議行動は、生活クラブ連合会、ＴＰＰを慎重に考える会などが主催。
行動を呼び掛けた山田正彦元農相は
「これだけ多くの市民、農家が集まった重みを安倍政権は直視すべきだ。日米首脳会談で大筋合意することがあってはならない」と指摘した。
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