東洋ゴム 新たに９０棟免震性不足
東洋ゴム工業（大阪市）と国土交通省は二十一日、新たに二十五都府県のマンションや病院、
学校など九十棟で性能不足の免震装置ゴムが使用されていることを確認したと発表した。
国の基準に満たない製品を使った物件は三月公表の五十五棟と合わせ計百四十五棟となり、不正問題が拡大した。
データがなく性能が判定できない九棟もあり、東洋ゴムは三十都府県の計百 五十四棟について
耐震性調査など対応を進める。
東洋ゴムは、性能不足の製品のデータ改ざんについて、当初から関与が疑われた担当者だけでなく、
後任担当者らを含め計四人が関与した可能性も明らかにした。問題は組織ぐるみの不正に発展した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015042202000140.html