【カイロ時事】中東の衛星テレビ局アルアラビアなどによると、イラク北部サラハディン州のジャボウリ知事は１７日、州都ティクリート
近郊での治安部隊による急襲作戦により、「イスラム国の黒幕」で旧フセイン政権ナンバー２だったイザト・イブラヒム元革命指導
評議会副議長を殺害したと述べた。
元副議長は過激派組織「イスラム国」に幹部として加わり、同組織が昨年６月に北部モスルなどを制圧した際に重要な役割を
果たしたとの見方がある。翌７月には、同組織を称賛する本人のものとされる音声メッセージが公開されていた。
ジャボウリ知事は、「イスラム国の黒幕」とされる元副議長の死亡は、同組織への大きな打撃となると語った。（2015/04/17-23:43）
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015041700970
元副議長は、フセイン元大統領に次ぐ旧政権幹部とされる。米国はイラク戦争を始めた２００３年以降に指名手配して行方を
追っていた。元副議長はイランの影響を受ける現イラク政権を批判。ＩＳと連携して反政府活動を率いたが、その後、ＩＳとたもとを
分かったとされる。（ドバイ＝渡辺淳基）
http://www.asahi.com/articles/ASH4K7F5VH4KUHBI025.html