【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部の関係者は３日、北朝鮮が同日午後４時過ぎから、北西部の東倉里付近から
南西部・殷栗沖の黄海に向け、短距離ミサイルとみられる発射体４発を発射したと明らかにした。また、北朝鮮は２日午前にも
短距離ミサイル１発を発射したという。
同関係者によると北朝鮮は同日午後４時１５分から同５時までに４発発射した。飛距離は約１４０キロだったという。
また、北朝鮮が２日午前１０時半ごろにも同種の短距離ミサイルを発射していたことを明らかにした。
軍当局は射程や軌道、速度などから「ＫＮ０２」系列の短距離ミサイルと推定している。
発射体のうち一部は殷栗付近に落下したとされる。北朝鮮の発射体が陸上に落下するのは異例という。
合同参謀本部は今回の発射について、先月から実施中の朝鮮半島有事に備えた韓米合同軍事演習や、韓国の北朝鮮
脱出住民（脱北者）団体による北朝鮮非難ビラの散布の動きに対し、韓国をけん制するためと分析。北朝鮮のさらなる挑発に
備え軍の監視態勢を強化すると説明した。
また、専門家は、米欧など６カ国とイランがイラン核問題の包括的解決に向けた枠組みで合意したことを受け今後、北朝鮮の
非核化を求める米国の圧力が強まるとの観測に反発したとの見方を示した。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2015/04/03/0200000000AJP20150403003200882.HTML