アラブ連盟の首脳会議が28日、エジプト東部シャルムエルシェイクで開幕した。
イエメン情勢に絡んで、同国のハディ暫定大統領の全面支援を打ち出し、エジプトのシーシ大統領が主唱する「アラブ合同軍」の創設にも合意する見込みだ。
ハディ氏は当面イエメンに戻らずサウジアラビアに滞在する見通しで、事実上の亡命との見方が出ている。
ハディ氏も首脳会議に出席し、イエメンで勢力を拡大するイスラム教シーア派の武装組織「フーシ派」を「イランの手先である」と非難。
フーシ派が降伏するまでサウジなど10カ国の軍事介入が必要だと訴えた。サウジのサルマン国王は軍事行動の継続を明言した。
同日午後、イエメンのヤシン外相は「ハディ氏はサウジアラビアへ向かった。イエメンには事態が落ち着くまで戻らない」とAFP通信に語った。
http://www.asahi.com/articles/ASH3X5HKPH3XUHBI01K.html