法政大学は２４日、東京都内で行った卒業式の会場で、東日本大震災の影響で中止となった４年前の入学式を同時に実施した。
同大は、２０１１年４月の入学式を、震災の余震で安全が確保できない恐れがあるとして中止した。
その後、入学式は行われず、約７０００人の学生がこの日の卒業式を迎えた。
式は午前と午後に分けて実施。午前の部では、４年前の入学式で披露される予定だった新入生による「入学の辞」を、経営学部
４年生（２２）が朗読した。震災で実家が半壊した仙台市出身の現代福祉学部４年生（２２）は、「入学式がなく残念に思っていたので
うれしい。支えてくれた両親や大学のおかげで４年間、勉強することができ、社会に出ても頑張りたい」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150324-OYT1T50107.html