【ロシア】ロシアとチェチェン:カフカス・コネクション

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/03/17(火) 01:07:53.69 ID:7oHxq0E+

ウラジーミル・プーチン氏とチェチェンの盟友との協定が、突如、脆くなったように見える。

2月27日にリベラル派の政治家、ボリス・ネムツォフ氏を殺害した犯人たちは、逮捕されるとは思って
いなかった。それは彼らのふてぶてしさから明らかだった。

 犯人グループは、モスクワ中心部でネムツォフ氏を背後から銃撃した後、市の中心部から離れる
ために川を渡ることはなかった。

 その代わり、クリムリン(大統領府)をぐるりと一周し、ロシアの議会ドゥーマを通り過ぎ、半分が
歩行者用になっている明るい通りに入った。逃走用の車を燃やすことさえなかった。

 このようなふてぶてしい行動は、銃撃犯がチェチェンの殺し屋かもしれないという疑いを抱かせた。
これまでロシアのウラジーミル・プーチン大統領の大事な友人だったチェチェンのラムザン・カディロフ
首長のために働くような連中だ。

 一部の人は今、プーチン氏とカディロフ氏との間の一見強固に見える協定が、プーチン氏にとって
代償が大き過ぎるものになっているのではないかと思っている。

殺害、誘拐、拷問・・・やりたい放題

 元軍閥のカディロフ氏は、プーチン氏によって無名の存在から引き立てられ、暗殺された父親の後を
継ぎ、かつてロシアに反抗的だったチェチェン共和国の指導者を任された。

 プーチン氏は、カディロフ氏がロシアの法律を無視し、好きなように恨みを晴らすのを許した。過去
10年間で、チェチェンは事実上、カディロフ氏の支配下にある独立したイスラム国家になった。カディロフ
氏は総勢2万人の私設軍隊を抱え、独自の(非公式な)税制と独自の宗教法を敷いている。

(中略)

ネムツォフ氏殺害事件で逮捕されたチェチェン人

 FSBのアレクサンドル・ボルトニコフ長官が3月8日に、ネムツォフ氏の殺害に関連し、カディロフ氏の
私設兵から成る「セーベル(北部)大隊」の元司令官、ザウル・ダダエフ氏を含む5人の男が拘束された
と発表した時、驚く人はほとんどいなかった。実際、ショックを受けているように見えた唯一の人物は
カディロフ氏だった。
 同氏は、ネムツォフ氏が殺害されてから奇妙な声明を出している。

 殺害された日には自身のインスタグラムのアカウントで、西側のスパイに責任があると書いていた。
ダダエフ氏が逮捕された後には、次のように意見を述べた。

 「私はザウルが真の愛国者であることを知っている・・・彼はロシアに尽くしており、常にロシアのため
に命を捧げる用意ができていた。裁判所が彼の有罪を裏付けたとしても・・・彼がロシアに対する方策
を講じたわけがない」(この声明の後すぐに、ダダエフ氏は自白を撤回した)。

(中略)

 チェチェンの指導者がクリムリンの支持を失うようなことになれば、カディロフ氏には多くの「血みどろ
の敵」がいるため、彼とその男系子孫は危険にさらされるかもしれない。

 プーチン氏も、チェチェンの秩序を保つためにカディロフ氏を必要としている。

 だが、その結び付きは不安定だ。「カディロフとプーチンとの間の契約――忠誠と引き換えにカネを
受け取る――は、終わりを迎えつつある。カディロフ氏の2万人の軍隊はどこに向かうだろう? 彼らは

何を要求するだろう? どのように行動するだろう? いつモスクワにやって来るだろう?」 これらは、
死の直前にネムツォフ氏が投げかけた問いだ。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43214
(英エコノ


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