アサヒグループ、サイバー攻撃で10月売上高前年比減少を発表
アサヒグループホールディングスは13日、9月29日に発生したロシア拠点の犯罪集団「Qilin」によるランサムウェア攻撃の影響で、10月の売上高が前年同月比で減少したと発表した。傘下のアサヒビールは酒類販売が約1割減にとどまった一方、アサヒ飲料の清涼飲料水部門は約4割減と大きな打撃を受け、手作業対応によりグループ全体の減少幅を1割未満に抑えた。システム復旧は進んでおらず、出荷制限が継続する中、業界ではセキュリティ強化の議論が高まっている。