カナリア　canary　カナリヤ #290

NHK子会社剰余金1030億円に膨張 本体赤字下で受信料軽減の可能性

NHKの子会社12社の利益剰余金が2023年度末で1030億円に達し、会計検査院の調査で本体が約400億円の赤字を計上する一方で子会社に資金が集中する構造が明らかになった。剰余金は2015年度末から82億円増加し、検査院は56億円の臨時配当が可能と試算している。識者は受信料原資の利益を子会社に留保するのは不適切とし、配当強化による視聴者負担抑制を求めている一方、税理士からは設備投資への充当を考慮した慎重論も出ている。