いたずらけいさつのいたずらけいかんがこくみんにいたずらをしている #98

98鳳雛:2022/09/10(土) 21:17:29.28 ID:dYleTu/C

20220910

どくとりん
9784861826054
第二次大戦後の用兵思想の発展代表例といえる陸軍のエアランドバトルと海兵隊のマニューバーウォーフェアを述べてみたい一九八一年エアランドバトルと呼ばれる新しい作戦コンセプトが公表されたコンセプトは端的に言うと空間的および時間的な縦深を持つ拡張された戦場において的確に連携した行動を敵に勝る迅速さで行って主導権を握り敵の意志決定を混乱させて敵の戦力としてのバランスを崩し組織的な行動を取れなくすることにあった敵の物理的な破壊のために秩序だった火力の発揮を重視する消耗戦ではなく敵が組織的な行動を取れなくするために速度や機動を重視する機動戦を志向していたのであるここでいう機動とは単なる移動を意味するものではない敵に対する行動全般と駆け引きの要素も含んでいるそのため機動戦ではなく詭道戦という訳語をあてる研究者もいる行動を敵よりも迅速に計画して実行することで敵を対応で手いっぱいにさせて主導権を握るそれを継続することで敵の意志決定や行動を混乱状態に追い込み組織的な行動を取れなくするこれによって必ずしも敵の物理的な戦力を撃破しなくても勝利を得ることができるという考え方であるこのエアランドバトルの核心は攻撃や防御のやり方といった行動そのものではなくそうした行動の基礎となる考え方すなわち思考の枠組みにあるその思考の枠組みが全軍で共有化されることによって空間的および時間的な縦深で迅速に連携して主導権を握ることが可能になる一方海兵隊は陸軍にやや遅れてマニューバーウォーフェアを正式に採用した陸軍では中央集権的な組織によってドクトリンが改訂されたのに対して海兵隊では草の根の活動がドクトリンの改訂につながったのである話はベトナム戦争までさかのぼる将校の多くは従来のドクトリンに疑問を持った空軍の退役大佐の考え方を知り講話を依頼朝鮮戦争にパイロットとして参加しその経験を生かして空戦理論を確立のちの戦闘機開発に大きな影響を与えていた観察判断決心実行のサイクルからなるループを中核とする意思決定理論を確立この意思決定サイクルを高速で回すことによって敵を対応で手いっぱいにさせて主導権を握りそれを継続することで敵の意思決定や行動を混乱状態に追い込むウォーファイティングでは陸軍以上に機動戦の基礎となる思考の枠組みの記述に重点が置かれている海兵隊では現在もマニューバーウォーフェアを基本ドクトリンとしている

このスレッドを全て表示


このスレッドは過去ログです。