,:*:・'☆,・:*: 未解決事件・:*:・゜☆,:* #752

752鳳雛:2022/07/07(木) 17:21:03.06 ID:AZYVGill

20220707a

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7章 軍争とは有利なポジションを先に取るための競争のこと戦争で勝利する軍は善く戦う軍ではない戦争で勝つ軍は必要な時必要な場所にいる軍である有利なポジションを占めるのは実力以上に重要である敵と戦うときは実力も大切だが有利な拠点を抑えるのはそれ以上に重要である実戦では先に有利なポジションをとるための競争が激烈行動のテキパキさ山のようになって観察し林のように静かに接近し風のように疾風の速さで襲い攻撃するときは火のように統率が下手な軍は勇ましい兵は勝手に進撃し臆病な兵は勝手に退却するこれはシステムではなく個人の感情によって動く組織である個人の感情に左右される軍は動きを一つにする軍に絶対に勝てない同じ軍でも弱い時と強い時が必ずある戦いは敵が弱い状態のときに仕掛ける

8章 入念に計画を立てておいても状況が予想通りに展開せず当惑したこと誰にも一度はあるだろう戦争で勝つ者は初期の計画に執着する者ではない戦場の変化によく対応する者が戦争を制する全て予想しようとするより変化に対応するシンプルな原則だけを持って状況の変化に即時に対応するのが賢い方法である有利な状況に置かれている敵とは戦わないこと敵に逃げ道を開けておきやる気を削ぐこと騙されることで形勢が一転することがしばしばあるしたがって騙されないことは弱者のときにも強者のときにも常に守るべき原則なのである勝手に良い方向に考えるな敵が攻撃してこないことを期待するのではなく攻撃したくともできないような態勢を構築しておくのである

9章 行軍するときの原則いつも視野を確保することいつも守備に有利な位置を維持すること不利な戦いは避けること険しい地形はそれ自体が罠であるので避けなければならない険しい地形には伏兵がいる可能性が高いから注意しなければならない自分がいてはダメだが敵は誘導するアクション映画を観ていると密かに潜入した主人公がうっかり物音をたてて敵が注意を向ける場面がよく見られる敵は気のせいかと呟いて去っていく我々はこの敵のようであってはいけない敵兵の行動一つから敵全体の事情を把握する

10章 いくら敵を知り己を知っても最後の詰めの地形つまり戦場の形態を知らなければ戦いに勝つことはできない歴史上の高名な将たちは皆戦う前に戦場の地形を調査することを重視したどんな戦場でも先に到着して備える方が遅れて到着するより有利である険しい地形である場合形勢が不利になったときに素早く逃げることができないからやめにくい戦いに巻き込まれる可能性がある敵の事情を把握する戦場の起伏や距離に応じて作戦を立てるのが将の仕事である味方と敵の能力を把握していても地形の有利不利を知らなければ勝つ確率は50%となる兵法を知るものが軍を動かすときにはすべてが頭に入ったうえで行動を起こすから迷いがなく合戦も苦にならない

11章 戦場の類型を9つに分類心理的な基準で分類表面的には地形の分類に見えるがよく見ると戦いの状況の分類だということがわかる戦争が上手な人は敵の団結を邪魔する離間はあくまで敵に使うべき戦略分裂させる対象はあくまで敵で味方が分裂するのは避けなければならない用兵を得意とする者が率いる軍は常山に住まう蛇のよう頭を撃つと尾が反撃し尾を撃つと頭が反撃する腹を撃つと頭と尾が同時に反撃してくる有機的に動くとは命令がなくても皆が組織のために動けるということ最強の軍は敵を団結させず分断させる最強の軍が味方を高い業績に加えて実力の向上も見込める戦を行ううえで大切なことは敵の意図を把握することこちらの意図通り

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