,:*:・'☆,・:*: 未解決事件・:*:・゜☆,:* #175

175鳳雛:2022/02/03(木) 19:32:48.82 ID:lIh/IrHq

ttps//ja.wikipedia.org/wiki/感染症の歴史
ttps//ja.wikipedia.org/wiki/地方病_日本住血吸虫症

地方病は長い間その原因が明らかにならず多大な被害を与えた原因解明への模索開始から終息宣言に至るまで100年以上の歳月を要するなど知識として知ることのできる現代の視点から見れば罹患した理由も明らかであるしかし知識のなかった時代の人々にとっては原因不明の奇病であり甲府盆地に生まれた人間の宿命とまで言われていた原因不明の奇病であった地方病も卵の発見病原体の発見感染経路の解明中間宿主の発見へと原因となるメカニズムが比較的短期間に解明されていった1881年原因解明への端緒となる書が提出された村では古くから地方病が流行していたが村の東西に病気はなく中央部だけに病気があることから発生地域を示した略図を添えて原因調査を依頼1884年調査が行われたが原因は不明1887年ある卵を発見しかし関連性もこの段階では分からなかった1886年徴兵年齢の青年の大半が深刻な発育不良集団発生していることは驚くべきことであった日清戦争直前で富国強兵は国策であり兵役に適さない健康不良者の多発はきわめて重大な問題とみなされた事態を重く見て知事に対し原因解明を行うよう強く要求した以後行政は地方病対策に本腰を入れることになるこの奇病はまだ知られていない新種の寄生虫が関与していることを確信したこの卵を産む母虫こそ地方病の原因ではないかと主張したしかし意見一致には至らなかった正体不明のこの卵に蓋がないことに着目した多くの卵には蓋があるのに対して蓋のないはビルハルツ住血吸虫ぐらいしか知られておらず蓋のないこの卵はビルハルツ住血吸虫と似ていると気付く1904年新種の寄生虫を発見したこの奇病の病原発見の瞬間であるこの奇病が寄生虫病であると確定はしたが感染経路生態の解明が次の課題であった寄生虫病であることが確定した後感染経路の解明が進められた2つの仮説があり一つは飲料水からの経口感染説もう一つが皮膚からの経皮感染説であった東京帝国大学医学部卒の医局員であった土屋は1905年経口感染説を主張した多くの医学者研究者が賛同した確証はないものの経口感染説が広がり始め飲料水の煮沸が義務付けられたしかしそれにもかかわらず状況に変化がないことから経口感染説は間違っているのではないかとの疑問が出始めた実験の結果は予想に反したものだった経皮感染を予防したグループは全く感染しておらず経口感染を予防したグループが全感染していたのである経口感染を主張した土屋も自説を曲げられず1910年追実験を行った経口感染を信じて疑わなかった土屋であったが自らの主張とは正反対の結果になり経皮感染を認めざるを得ず地方病の感染は皮膚からであると報告し意見も経皮感染に統一された感染は皮膚からであることが明らかになったしかし別の新たな疑問に悩んでいた卵は孵化した後水中でどのように発育して皮膚に潜り込んで行くのかという謎であった卵から孵化した直後の仔虫ミラシジウムはそのままでは動物に感染せず2日以内に死滅することが判明したミラシジウムは動植物の何らかを中間宿主としている感染するのに適した体へ成長するのだとの結論に達する卵から孵化した段階の幼生ミラシジウムと皮膚から感染する段階の幼生セルカリアとでは形態形状が異なることが判明し成虫に至る過程には中間宿主が必要であることが確定した中間宿主探しが始まった確定されたのは翌年1913年のことである用水路で小さな巻貝を見つけ卵から孵化させたミラシジウムが巻貝に侵入し最終的にセルカリアとなって水中に出てくることを確認

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