防衛省ファイル名 「上の指示」で抽象化 ずさん管理の温床、職員嘆き #1

1名無しさん@Next2ch:2018/05/14(月) 04:55:02.88 ID:mhhu1PFt

公文書クライシス
防衛省ファイル名 「上の指示」で抽象化 ずさん管理の温床、職員嘆き

 防衛省の管理簿に登録されている文書ファイル名が抽象化され、国民が検索しにくい状態になっていることが明らかになった。同省で文書管理を担当する職員が匿名で取材に応じ、「情報公開に後ろ向きな省内の空気が背景にある」と証言した。職員もファイル名から文書が見つけられないことがあり、職場のずさんな管理の温床になっているという。【大場弘行、片平知宏、日下部聡】

 「提案したファイル名が抽象的な表現に変わった」。職員は証言する。装備品の資料をとじたファイルを管理システムに登録するため、装備品の名称を使ったファイル名の原案を上司に提出した。しかし「行政文書ファイル管理簿」に登録されたファイル名は「報告書」など具体性のないものになっていた。「上の指示」により変更されたと後に聞いた。

 公文書管理法に基づき各省庁に作成と公表が義務付けられている行政文書ファイル管理簿。登録されたファイル名は政府サイト「e-Gov(イーガブ)」で国民に公表される。だが抽象的なファイル名が付けられると、文書を検索する手がかりにならない。防衛省のファイルの名称のうち同省自身が抽象的だと判定したものは2016年度分で約4万件あった。

 「情報公開請求に対応するのが面倒なので、情報をできるだけ外部に出さないようにする雰囲気は職場で感じる」と職員は打ち明ける。「ファイル名を抽象化して文書の存在を隠すのでなく、存在を明らかにしたうえで公開できないなら理由を説明し、非公開の手続きをすべきだ」

 職員は、もう一つの問題点を指摘する。(続く)

名称の抽象的な防衛省の文書ファイル
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/05/12/20180512ddm001010028000p/9.jpg

全文無料記事
https://mainichi.jp/articles/20180513/ddm/041/010/134000c

このスレッドを全て表示


このスレッドは過去ログです。